JVM タイムゾーン構成
Java で時刻と日付の値を操作する場合、タイムゾーンは精度を確保する上で重要な役割を果たします。ただし、JVM のデフォルトのタイムゾーンが OS 指定のタイムゾーンと一致しない場合、不一致が発生する可能性があります。
この問題に対処するには、JVM の起動時に -Duser.timezone パラメータを利用できます。 。正しいタイムゾーンを指定すると、デフォルトの GMT タイムゾーンをオーバーライドして、JVM が OS の設定に準拠するようにすることができます。
たとえば、次のシナリオを考えてみましょう。
import java.util.Calendar;
public class DateTest {
public static void main(String[] args) {
Calendar now = Calendar.getInstance();
System.out.println(now.getTimeZone());
System.out.println(now.getTime());
}
}
このプログラムを実行すると、デフォルトの GMT タイムゾーンと対応する日付と時刻が表示されます:
sun.util.calendar.ZoneInfo[id="GMT", offset=0, ...]
Mon Mar 22 13:46:45 GMT 2010
OS の設定と一致するように JVM タイムゾーンを設定するには、-Duser.timezone パラメーターを JVM 呼び出しに追加します。
java -Duser.timezone=Europe/Sofia DateTest
これにより、デフォルトの GMT タイムゾーンがオーバーライドされ、代わりに OS の仕様に合わせて「Europe/Sofia」タイムゾーンが使用されます。 「Europe/Sofia」をシステムの適切なタイムゾーン識別子に置き換えることができます。
また、Linux システムでは、TZ 環境変数を設定してタイムゾーンを指定できます:
export TZ=Europe/Sofia java DateTest
これらのメソッドを使用して JVM タイムゾーンを適切に構成すると、Java プログラムが OS の設定に従って時刻と日付の値を正確に反映するようにすることができます。
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