本日(2024年8月27日),RED° TOKYO TOWERにてWeb3カンファレンス「WebX」のサイドイベント「JAPAN Web3 Game Summit」が開催された。
イベントではWeb3に関わるさまざまな企業によるパネルディスカッションのほか,試遊や物販,ノベルティ配布などが行われる企業ブースが展開されていた。KONAMIブースとDMM Cryptoブースの様子を取材してきたので,レポートをお届けしよう。
KONAMIブースでは,Web3プロジェクト
「PROJECT ZIRCON」の展示と物販が行われていた。「PROJECT ZIRCON」はKONAMI初のWeb3プロジェクトとして2023年9月に発表されたタイトルで,
プレイヤーとともにゲームを“共創”していくことがテーマとなっている。
プレイヤーは登場キャラクターのNFTを購入することで,該当キャラクターの名前や人生の目的など,そのキャラクターの“魂”となる部分を決める権利が手に入る。そうしてプレイヤーが作っていったキャラクターNFTたちが「PROJECT ZIRCON」のキャラクターとなり,本作の世界観が作られていくというわけだ。世界観の共創については,公式Discordコミュニティで進められているという。
すでに世界観の基礎を固めるフェーズ1の段階は終わっており,現在の本プロジェクトの段階はメディアミックス展開を進めるフェーズ2に移行しているとのこと。小説,漫画,アニメなどでの展開を予定しているそうだ。
また,本作のNFTは,KONAMIのNFTマーケットプレイス
「リセラ」で売買可能だ。リセラは,アイテムの売買を日本円(クレジットカード決済)で行えるサービスで,暗号資産の知識は求められないとのこと。
物販で興味深かったのは,販売されているグッズが公式Discordのコミュニティで集まったプレイヤーたちによって作られたものであり,物販のスタッフについても本作のプレイヤーたちが務めていたという点だ。
ブースにいたKONAMIの社員は「PROJECT ZIRCON」のファウンダーである
Shiro氏のみであり,そのほかの販売スタッフは有志のプレイヤーたちであった。
販売されていたグッズはTシャツなどのほか,本作のアートを使用したカードゲームも扱われていた。なお,一定の売上以内であれば,本作のキャラクターなどのIPを自由に使えるようになっており,有志のグッズが作られているのはそういった背景もありそうだ。
このように,プレイヤーが積極的に関わっているWeb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」が今後どのような展開を見せていくのかは興味深い。気になる人は,公式Discordのコミュニティを覗いてみるといいだろう。
DMM Cryptoのブースでは,新作ブロックチェーンゲーム
「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」(BROWSER / iOS / Android)の展示が行われていた。
本作は,DMM GAMESにて2014年9月(※ブラウザ版)から2021年7月までサービスが行われた
「かんぱに☆ガールズ」のブロックチェーンゲーム版だ。「かんぱに☆ガールズ」は,プレイヤーが剣と魔法の異世界に転生し,傭兵会社の社長となって冒険するファンタジーRPGで,ブラウザ版を皮切りにiOS,Androidにも展開され人気を博した。ブースで直接お話を伺ったところ,本作の制作には「かんぱに☆ガールズ」のスタッフも関わっているそうなので,過去作をプレイしている人は要チェックと言えるタイトルだ。
「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」は,
社長となるプレイヤーがさまざまな少女たちを採用し,それらの育成を楽しんでいくシステムになっている。育成では,社員の少女がさまざまな衣装に着替える「スタイルシステム」や,社員たちの装備を作る「クラフトシステム」などの要素が用意されている。
バトルは誰でも気軽に楽しめるセミオートターン制バトルで,プレイヤーは「社長スキル」で社員たちの戦いをサポートしていく。
ブースでは本作の映像の展示などが行われていたほか,クリアファイルや缶バッジなどのグッズの頒布も実施されていた。なお,本日の公式Xの投稿によれば
ゲームリリース時期は9月中旬頃の予定なので,心待ちにしたい。